特にここ数年は世界的に経済が低迷していて、失業率が日本の何倍も高い国がたくさんあります。
失業率が高くなると、犯罪の発生率もそれにつれて高くなり、治安が悪化する傾向になります。スリや強盗だけではなく、誘拐などが頻発する国や地域もあることを知っておく必要もあるので、十分な予備知識を持って心構えと事前準備をして行くことをオススメします。
1. 身を守る
銃社会のアメリカへ行くのであれば、自分の周囲にいる人はみな銃を携帯している可能性があることを認識しましょう。もちろん、アメリカであっても拳銃の携帯にはさまざまなルールや規制がありますが、それが必ず守られているとは限らないという現実があります。学校やショッピングセンターなどで無差別に発砲する事件や、ギャングの抗争など、一般市民の生活範囲の中で突如として起こる事件や事故があることを認識しておく必要があります。
具体的には「周囲の人に気をつける」「何か異変を感じたら周囲の人の行動から状況を把握する」などの危険察知能力を高める努力が身を守る上では重要だということです。
2. 所持品を守る
一番盗まれる可能性が高いのは「財布」や「ハンドバッグ」そして最近では「ケータイ」。これらはスリや置き引きによって盗まれる可能性が高いので、常に注意を払う必要があります。空港や駅や電車の社内などは当然のこと、お店で買い物している時、レストランで食事している時、バーでお酒を飲んでいる時など、言ってみれば四六時中。悪質な場合にはレストランやバーの店員などがグルの場合もあるので、常に身体から話さず、目や意識の中で管理するように気をつけましょう。
3. まさか!を前提にした準備をしておく
「まさかこんなことが起こるなんて」って言ったところで、その時には既にできることは限られています。そこで、まさかってことが起こった時に、どれだけ早く状況を回復できるのかによって、その後の気持ちが大きく変わって来ます。具体的には「お金は分けて持ち歩く」「パスポートのコピーを持参する」「クレジットカードの盗難時の連絡先の一覧をコピーして持参する」「海外旅行の保険証のコピーを持参する」「スーツケースや自宅の合鍵を別途持参する」
最後に「備えあれば憂いなし」「転ばぬ先の杖」などの言葉がありますが、ついつい面倒だったり、その必要性が無いことに期待して、トラブルに合ってから後悔したりするもの。私も病院に入院したり、友人は大金を盗まれたり、色々なトラブルに見舞われたことは何度もあります。そういった緊急時にどれだけ迅速に、的確に行動できるかは、いかに上手な準備が出来ているかによると思います。
ムリなこと、無駄な事と言わず、渡航前にはしっかりと準備をして出来る限り自分の身も自分の物も守って楽しい旅行や有意義な渡航にしたいですね。