機内食と一言で言っても、その内容はエアラインや路線や利用するクラスでさまざまなので、基本知識を伝授しましょう。
1. 国際線エコノミークラス
昔からフライトアテンダントに「チキン or ビーフ?」なんて聞かれて答えるのがこの機内食。日本人の感覚では「それしか分からずに選ぶの???」って思いましたが、最近はもう少し具体的な内容を説明してくれるようになりました。それと、料理の味付けや調理方法、保存技術の向上によってか、昔よりもだいぶ「美味しい機内食」が提供されるようになったと感じます。
もちろん、航空各社の競争によって機内食の品質も向上されたのだろうと思いますが、時にはその美味しさにビックリすることもあるし、逆に未だに相変わらずの品質にがっかりさせられることもあります。
飲み物はコーラなどのソフトドリンク、ジュースはオレンジかアップル、暖かい飲み物はコーヒーか紅茶で、日本の航空会社なら緑茶と烏龍茶が用意されていることが多いです。
デザートは食事の中にケーキなどがあればそれがデザートとなりますが、長時間のフライトの場合にはハーゲンダッツなどのアイスクリームが配られるフライトもあります。
2. 国際線ビジネスクラス
長時間のフライトで飛行機が大型の場合には、陶器の皿でキレイに盛りつけられた料理がまるでレストランのように提供されます。逆に短時間のフライトで飛行機が小型の場合には「え?これがビジネスクラス用?」と疑いたくなるほど質素でビックリすることもあります。フライト時間、航空会社、飛行機の種類などによって、その充実度はさまざまです。
飲み物はエコノミークラスよりもバリエーションが多く、一風変わったドリンクが用意されている場合もあります。
また、航空会社によっては「好きな時間に注文できる軽食」が用意されていて、ラーメンやうどんやサンドウィッチなどが通常の機内食とは別に食べることができます。
3. 国際線ファーストクラス
長時間のフライトで飛行機が大型の場合には、まるで高級レストランの料理のようなメニューと美しく盛りつけられた料理が運ばれてきて、さすがはファーストクラスだと関心させられます。
ビジネスクラス同様、飲み物のメニューは充実していて、ワインや日本酒などは高級銘柄が選べるようになっています。
ビジネスクラス同様に軽食も用意されているので、思い思いの時間に好きなものを食べたり飲んだりすることができ、さすがファーストクラスだと関心させられます。
4. 国際線LCC
バジェットエアラインとか格安航空会社などと呼ばれるLCC(ローコストキャリア)航空会社の機内食は基本的に「有料」。あいにく私はまだ利用したことが無いので、写真を掲載することができませんが、とても合理的な考え方だと思います。
5. 国内線プレミアムクラス
国内線でもANAにはプレミアムクラスと呼ばれる上位クラスのシートがあって、時間と路線によって機内食が提供されています。
とても趣向を凝らした内容で、国際線のエコノミークラスよりも内容が充実していると思います。
機内食について知っておくと便利な情報をまとめると、以下のような内容になります。
1. 深夜出発のフライトの場合は軽食しか提供されないことが多い!
(お腹を空かせて乗るとひもじい思いをするかもしれません)
2. ベジタリアン用のメニューは搭乗数日前に予約しておく!
(ベジタリアンの方は必須ですね)
3. エコノミー利用時はおやつの持参がオススメ!
(小腹が空いた時にはとても助かります)