最近人気の台湾旅行。その中でも定番中の定番、台北と九份についてご紹介します。
1. 東京から台北への行き方
東京から台北へは成田空港から桃園空港へ行くルートと、羽田空港から松山空港へ行くルートがありフライト時間はどちらも約3時間30分。台北の松山空港は市内の中心に近くとても便利なロケーションなので、時間に余裕の無い方にはとてもオススメです。
2. 台北のグルメ
台北の魅力の一つはグルメ。台湾の中華料理は日本人の口に合うものが多く、美味しいものが多いので食べ歩きが楽しみです。
台湾料理の代表格は「小籠包」で、日本にも支店のある鼎泰豊(ディンタイフォン)の本店があります。安いし、美味しいし、日本語のメニューもあるし、店員さんも日本人観光客になれているのでとても利用しやすくオススメです。忠孝のSOGOの中にも支店がありますが、せっかくなので本店へ行きましょう!
鼎泰豊(本店)
住所:台北市信義路二段194号
電話:(02)2321-8927、(02)2321-8928
営業時間:10:00~21:00(月~金) 土日、祝日は、9:00~21:00
休業日:年中無休
クレジットカード:不可
有名なレストランの食べ歩きも、日本に比べれば値段も安くてとても魅力的ですが、台湾グルメと言えばやっぱり「屋台料理」が有名。
台湾屋台で売っている食べ物は全て見つけることができるので、初めて台湾へ行く人には是非行って欲しい夜市です。台湾名物の「臭豆腐」というとても臭いの強い料理があって、お店から100メートル以上離れていてもわかるくらいの強烈です。
なかなか食べる勇気を出すのは難しく、私も結局食べることなく帰国してしまいました。台湾の屋台料理の中には、臭豆腐以外にも見た目にちょっと勇気のいる料理もありますが、ほとんどの料理はとても美味しく、値段も安いので大満足でした。
下の写真は台湾の屋台料理の代表格の「オムレツ」です。エビやネギなどの具材がの入ったシンプルなオムレツにちょっと甘みのあるトマトケチャップベース(?)のソースがよく合う一品です。オムレツの中にタピオカのようなモチモチとした素材が混ざっているらしく、食感がとても良くて美味しかったです。
台湾グルメの中で最後に注目したいのが「デザート」です。デザートメニューには「豆花(トウホアという豆腐のデザート)」や「愛玉(アイユという植物の実で作るゼリー)」が最高にオススメで、飲み物は黒いタピオカの入ったミルクティー(パールミルクティー)が最高です。
「豆花」はなめらかな豆腐に程よく甘いシロップがかかったもので、素朴な印象の身体にも優しそうなデザートでした。
「愛玉」は下の写真の黄色っぽい透明なゼリーです。マンゴーやかき氷に練乳とレモン風味のシロップが爽やかでとても美味しかったです。愛玉はお店によって硬さが違うので、色々なお店で食べ比べてみるのも楽しいと思います。
3. 台北の観光
台北市内の観光で一番のオススメは「夜市」です。屋台グルメも楽しめるし、雑貨や衣料品が安く、ショッピングも楽しめます。
下の写真は士林夜市で撮影したものです。とても賑わっていて、異国情緒溢れるとても楽しいひとときを過ごしました。
士林夜市
住所:大東路、基河路周辺
営業時間:17時〜
休業日:旧正月
クレジットカード:不可
最寄り駅:MRT淡水線「劍潭」駅(1番出口を出てすぐ)
国立故宮博物院
観光地として有名な国立故宮博物院では日本語のガイドを聞くことができるヘッドホンセットのレンタルがあり、中国がわからない人にはオススメです。できれば訪問前に少し台湾の歴史について基礎知識を勉強してから行った方が楽しめると思います。
国立故宮博物院
www.npm.gov.tw
住所:台北市士林区至善路二段221号
電話:(02)2881-2021
営業時間:8:30~18:30(毎週土曜日18:30~20:30)
休業日:年中無休
アクセス:MRT「士林」駅前から車で約15分。タクシーなら約100元。
台北101
期待以上に楽しめたのは台北101と呼ばれている超高層ビルです。508メートルの超高層ビルで、89階の展望台からは台北市を一望出来て、ホテルや博物館や夜市などの位置関係などが良くわかって楽しめます。また、ショッピングモールには免税品店もあり、地下一階いあるフードコートも楽しみの一つだと思います。ここの愛玉がオススメ!
台北101
www.taipei101mall.com.tw
住所:台北市信義区市府路45号
電話番号:(02)8101‐7777(代表)
営業時間:B1~3F:(日~木)11:00〜21:30、(金土祝前)11:00~22:00
アクセス:MRT「市政府駅」から徒歩約15分
九份
台北市内から一日がかりになってしまいますが、九份という有名な観光地があります。ここは日本人には宮崎駿の「千と千尋の神隠し」のモデルになったと言われている街並みが楽しめるところです。
バスや電車で行くのはちょっと大変ですが、その景観と雰囲気は足を運ぶ価値があると思いました。昔は日本の田舎にもこういった雰囲気の場所があったような気がして、ノスタルジーを味わえる旅となりました。
トニーレオン主演の「非情城市」という映画のロケ地として海外でも有名な観光地なので、中国本土や香港はもちろん、欧米からの観光客も多く見かけられます。
台北から九份への行き方
<日帰りツアー>
九份のオススメのお店や往復の交通機関の煩雑さなどを考慮すると、日帰りツアーの利用が断然便利だと思います。
<バス>
MRT忠孝復興駅のそごうデパート復興館前の道の向かい側に「基隆客運」というバス会社のの「金瓜石」行き バス停留所があります。所要時間は約75分と言われていますが、バスの乗り心地が悪く、道路事情によってもう少し長くかかることもあるため、実際には90分くらいだと覚悟する必要があります。車酔いする人は必ず酔い止めを飲み、帰りの分も忘れずに持参しましょう。バスにはトイレは付いていない在来線タイプのバスなので、バスに乗る前にトイレに行っておきましょう。
帰りも同様にバスが利用できますが、バス停が分かりにくいので降りた時によく確認しておきましょう。
<電車>
台湾鉄道(台鐵)台北駅より自強號(特急)で瑞芳駅で下車。所要時間は40分で、そこからタクシーで数分です。バスの半分の時間で到着できますが、特急の本数が少ないことと、満席の場合は乗れず在来線に乗ると約60分かかる(と思う)ので、バスの方が良いかもしれません。
帰りは特に時間を確認し、特急の座席の事前に予約をしておくべきだと思います。
4. お土産
台湾旅行のお土産で一番のオススメは「烏龍茶」です。日本でも飲まれている一般的な烏龍茶とはレベルが違う香りと味の良さにビックリされると思います。特に「凍頂烏龍茶」や「高山烏龍茶」と呼ばれるものは値段も高いですが、味と香りが素晴らしいと思いました。
李製餅家の鳳梨酥(パイナップルケーキ)もお土産として有名で、これも美味しいと、とても喜ばれました。一口サイズなので小分けにしやすく、職場やご近所さんへのお土産にとても便利だと思います。
李製餅家(リーヂーピンジャー)
住所:台北市林森北路156号
TEL:(02)2537-2074
アクセス:MRT中山駅から徒歩約10分
営業時間:10:30頃~21:00頃(不定休)
5. 足裏マッサージ
台湾は足裏マッサージが有名。入店してまずは足湯で足を温めてから足裏マッサージが始まります。ほとんどの足裏マッサージのお店で、カタコトの日本語が通じるので、「痛い」と「優しく」と言えばちゃんと配慮してくれます。40分の足裏マッサージをしたら身体は全身がポカポカするし、ビックリするほど足が軽く感じられました。
台湾の人は足裏マッサージを頻繁に受けることで、健康診断を受けながら健康の維持に役立てているそうです。う〜ん、納得!観光で歩き回った日の夜は絶対にオススメですよ。
6. 台湾式シャンプー
台湾では「台湾式シャンプー」と呼ばれる独特シャンプーサービスが人気。美容院でシャンプーしてもらい、ブローをして仕上げてもらうのは日本と一緒なのですが、メントールの爽快なシャンプーで髪を洗いながら、とても丁寧な頭皮のマッサージをしてもらえます。旅行で疲れた時や、帰国する日の飛行機に乗る前にスッキリ、さっぱりしてみてはいかがでしょう?足裏マッサージも最高ですが、暑い夏の日などにはその気持ち良さがきっと病み付きになりますよ。
7. 感想
タクシーの運転手は親切な人が多く、日本語を喋る人も多いので他の国に比べると日本人観光客にはとても居心地の良い国だと思いました。韓国と比較しても日本語が通じる人が多く、日本人観光客が多く訪れる場所やお店ではほぼ不自由は無いと思います。
物価は安く、屋台や庶民的なお店での食事はとても安価です。またタクシーも安価ですが、電車などの公共の交通機関をうまく活用すれば、交通費は驚くほど安く済むでしょう。
治安も比較的良いので、昼間は全く問題はないと思いますが、夜市については「スリ」に気をつける必要があります。特に日本人観光客は狙われやすいと思われるので、十分に気をつけて下さい。
最後に、街全体はまだ開発と発展途上にあり、ビルの建設や道路工事などがあちらこちらで行われています。そのためか、空気はとてもほこりっぽいので、状況に応じてマスクを着用をオススメします。
トイレはホテル、レストラン、カフェなどを利用して、出来るだけ「キレイそうなところを選ぶべき」だと思います。
全般的に、日本人に好意的な国で、とても良い印象が多かったです。一度行けば、また行きたくなる国だと感じました。次回は台北郊外の温泉や他の都市へも足を延ばしてみたいと思いました。台湾旅行、絶対にオススメです!
8. 基本情報
通貨:台湾元(英語ではTaiwan Dollarと呼ぶ / TWDと表記)
電気:110V、60Hz ※東京は100V、50Hz(大阪は100V、60Hz)
コンセント:日本と同じ
ビザ:短期の観光なら不要
消費税:5%(2012年現在)
時差:1時間(日本の時間から1時間遅れています)
チップ:不要
国番号:866(日本からの国際電話の国番号です)
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